台湾のドラマ『いつでも君を待っている』と、マンガ『用九商店』

中国語のリスニングの勉強は相変わらずちっとも進んでいませんが、勉強にかこつけて、プライムビデオの『中文』音声のドラマは毎日なるべく観るようにしています。
今ハマっているのは『いつでも君を待っている(原題;用九柑仔店)』です。
2019年に台湾で放送され大ヒットしたそうで、ドラマのカテゴリーは『ロマンス』に分類されているのだけれど、確かにロマンスがあちこちにあるけれど、邦題の『いつでも君を待っている』のとおり、いつでも待っている相手は男女間の恋愛だけではなくて、家族だったり、友達だったり……

ちょっぴり切なくて、じんわりと、ほろりとするドラマです。

私は現代ドラマが大好きなのですが、中国語のドラマの邦題は「本当にそれでいいのか?!」と題名を付けた人を問い詰めたいものが多いです。
ですが、このドラマに関しては、原題の『用九柑仔店』にも劣らない、ドラマの内容に沿った素敵な邦題だな!すんばらしぃいいいい!!!と思っています。

ネタバレしない程度に、百度百科の「用九柑仔店」から、どんなドラマか書かれた箇所を紹介します。

**『用九柑仔店』(英語タイトル:Yong-Jia Grocery Store)**は、漫画家・阮光民(ルアン・グアンミン)の同名漫画を原作とした作品です。
この作品は、金漫賞(ゴールデン・コミック・アワード)で「最優秀青年漫画賞」と「年間漫画大賞」の2冠を受賞しており、作者にとっては『東華春理髪廳』に続く2作目の映像化作品
でもあります。

物語は、作者が雲林(ユンリン)にある祖父の柑仔店(昔ながらの雑貨屋)で過ごした子ども時代の思い出をもとに構成されており、若者が故郷に戻り、祖父の店を継ぐ姿を描いています。

このドラマは、キャリアのさらなる成功を目前に控えた**楊俊龍(ヤン・ジュンロン)**が、親情・愛情・友情の欠如を感じ、自分が歩んできた道が本当に望んでいたものだったのかを見つめ直す物語です。ちょうどその頃、祖父が病に倒れたことをきっかけに、楊俊龍は自分のキャリアをあきらめ、祖父の「用九柑仔店」を引き継ぎ、店を再興・発展させていくというストーリーです。


なお、『柑仔店』という言葉を知らなかったので、ChatGPTに聞いてみました。

柑仔店(かんあてん/kám-á-tiàm)」は、台湾語(閩南語/台語)で 昔ながらの小さな雑貨屋さん駄菓子屋さん のことを指します。

詳しく説明すると:

  • 「柑仔」(kám-á)は、元々は「果物」や「お菓子」を意味する言葉で、特に子供向けのちょっとした食べ物を指すこともあります。
  • 「店」(tiàm)は「店(みせ)」の意味。
  • 合わせて、「柑仔店」は、子供たちがお菓子や文房具、小さなおもちゃなどを買いに行く、地域密着型の商店を意味します。

日本の「駄菓子屋」に近い

日本の昔ながらの駄菓子屋のように、台湾の「柑仔店」も子どもたちにとっては楽しい場所で、お菓子を1元単位(日本円で数円くらい)で買えるような、庶民的なお店です。

現在の状況

今では数は減っていますが、ノスタルジーを感じさせるレトロスポットとして注目されたり、観光地やテーマパークで再現されたりしています。

興味があれば、「柑仔店」をテーマにした台北の迪化街(てきかがい)などもおすすめスポットです!

ドラマの舞台のお店は、食用油や野菜などなんでも扱う雑貨店ですが、確かに子どもの集まる駄菓子屋でもありました!
なお「用九」という店の名前は、「人生に必要な十のうち、九つまではこの店にある」という意味を込めて名付けられたものです。

もうね!


中国語に興味なくても、みんな観てー!!

と大声で叫びたいドラマです。

なお、このネタを書くに当たり、アマゾンを検索していたら、なんと原作の漫画本もKindle Unlimitedで読めることに気づきました!
ドラマはまだ、全20話のうちのちょうど半分の10話までしか観ていないので、どうしようかな…と迷いましたが、中国語の勉強になるかなと思ってダウンロードしておきました。
ところが、日本語訳版でした。笑
勉強のあては外れましたが、やっぱり日本語の方が絶対的に読みやすいのと、台湾の『今』は学べるかなと思うのでオールオッケーです。



Amazonプライムの会員であれば、Prime Videoで全話無料で観れます。
いつでも 君を待っている(字幕版)

原作の漫画の日本語訳版は、Kindle Unlimitedの会員であれば、今なら全5巻、全札無料で読めます。
です。
用九商店(1) (路草コミックス)

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